感恩報謝という四字熟語があります。「恩を感じた人に最高の礼をもって報いること」という意味です。「感謝」の語源になった言葉(だそうです)。
10月16日に今シーズン最後の夕方練習(以下「夕練」)が終わりました。この夕練を担当していただいているのが、西発寒ホークスの創設者である「団長」です。高齢ですが今もスポットで西発寒ホークスの試合や社会人野球の審判をしている、ヴァイタリティある御方です。
指導者の事情もあり、西発寒ホークスは平日練習がほとんどできていません。そのため土日に試合と実戦形式の練習が通常となり、基礎練習をする時間がなかなか取れないのが現状です。そのような状況もあり、団長には水曜日の夕練を担当していただいております。
現世代の選手からすれば、団長は曽祖父くらいの御年齢です。それゆえに指導者という感覚を持てない選手もちらほら。
野球も時代とともに進化し、様々な技術・考え方が生まれます。今はその情報が簡単に見聞きすることができる時代です。
半世紀以上の世代間ギャップがあるので団長の指導に違和感を持つ子もいるかもしれません。ただ、野球の根源的な基礎は時代を経ても変わりません。
技術的な指導、戦術的、連動性のある練習、強い打球のノックは夕練では難しいかもしれません。土日にスムーズに入るための基礎の復習と準備が今の夕練の意味だと筆者は考えます。そしてチームの皆が集まって練習する場があるということがチームの連携や結束力を高めることに繋がっているとも。この夕練を「意味が無い」と思って本気で取り組んでいない選手は絶対にうまくなりません。基礎練習を蔑ろにしているようでは伸びしろはありません。
筆者の元同僚の息子さん達が偶然にも西発寒ホークスのOBでした。その同僚の方から最初に出た言葉は「団長さんには本当にお世話になった」でした。そして「子どもたちも何か恩返しができればなと話している」とも。その兄弟は大学まで野球を続けたそうです。それだけで十分恩返しですよね。
チーム事情から平日練習は限られています。平日練習の場を作っていただいている団長に感謝するとともに、野球選手として成長した子どもたちの姿を見せる事がチームとしての恩返しであると沁み沁み感じました。
選手の皆、今年1年の恩返しとして週末に最高の結果を団長に届けよう!
本日も乱文で恐縮です。では。